フグの美味しさ
フグは下関がよく知られますよね。
食用として、とても高価な魚で、そのため養殖が昔から行われています。
食用にする種としては、トラフグ、マフグなどが有名で、特にトラフグが高級魚として知られる。
日本近海においてもフグは数百種類生息しているが、種類によって毒を保有している部位が異なり、食用になる部位が全く無いものもいる。
フグの肝臓(ハラワタ)は多くの食通をうならせる美味であり、「フグは食いたし命は惜しし」という言葉があるように、中毒を覚悟してまで食べようとする者もいる。
フグ毒については解明されていない部分が多いのが実情であるため、肝臓(ハラワタ)を食べることはとても危険。
摂食後の20分程度から3時間程度で症状が現れ、麻痺は急速に進行し、24時間以内に死亡する場合が多いと言われています。
てっぽうと言われる魚フグの名前には、当たれば命が危険ということもあるくらいなのです。
しかし、危険をおかしてまでフグが今でも味わえるのには歴史があり、下関でフグを食した伊藤博文がそのうまさに感心し、山口県のみでのフグ食を解禁したのが切欠で、その後全国へ広がったと言われています。